わからないなら直接聞く!アンケートって本当に大事よ。
公開日:
:
最終更新日:2017/08/26
ECノウハウ・実例
EC以外でも通用するけど、アンケートって本当に大事にしています。
私がECをやっていてアンケートを使う時はだいたい2つ。
1. すでに仮説が明確で、決定の最後の一押しが欲しいとき
2. ある程度予測はしつつも、データとして明らかにしたいとき
調査設計なんて学んでいるわけじゃないんで、正確性とか中立性は求めない。どちらかと言えば、面と向かって話す相手に、「コレってどう思う?」「それって何で?」というようなコミュニケーションを、アンケートを通じてお客様に直接聞くというイメージ。
アンケートが戦略に影響する!?
前職のクレッジ時代に、アンケートを通じた発見があってから、これは自分の1つのメソッドになっています。ちょうど、「ECを2倍にせよ!」という指令がでた直後ぐらいの頃(笑)。自社ECサイト会員へ何項目かのアンケートをとって、その中の1項目が衝撃かつ、その後の戦略の転換になりました。
Q:サイトの来訪頻度を教えてください。
A:毎日 45%
毎日見るってどういうこと!?といい意味で、理解に苦しみました(笑)。ブランドロイヤルティが高いってわかってたけど、ここまで欲してくれているのか!と腹落ちしました。その後、コアなお客様は毎日見ていると考え、「更新頻度」が優先度を徹底してあげました。
これまで、ECの相談をしてくれる人に、アンケートのことを話すと「そんなこと、思いつかなかった」とよく言われます。皆さん、意外とやってないもんだなと。逆に言えば、まだまだ伸びる余地があるかもしれないってことですよね。
そして、私が知る限り、「直接聞く」の究極系は、オイシックスさんでしょうね。以前、札幌のECzineセミナーで、オイシックスの佐藤さんがおっしゃってました。「うちは毎週、お客様のお宅に訪問して、冷蔵庫を見せてもらってます」って。これはさすがにスゴイなと思いました。
でも、本当はそれくらいしないと、自分たちの商品やサービスが、お客様にどう使われているか?とか、そもそも、他にどんなモノを使っているかとかわからないですよね。
もし、この記事を見ている方で、「まだアンケートやったことないな」という方は、ぜひ、一問でもよいので、自分たちが気になることをお客様に直接聞いてみてください。
新たな発見があるはず!
▼NewsPicksで情報配信中
NewsPicksプロフィール >
川添 隆
最新記事 by 川添 隆 (全て見る)
- LINE@移行スケジュール発表!知らないと怖いLINE通数課金・サービス移行とは - 2019年2月8日
- 喫茶ランドリーは私設公民館!? - 2018年2月8日
- 前年比8倍!情報発信によるメリットは「情報が入る」だけじゃない。 - 2017年12月31日
関連記事
-
小売でECスクラッチ開発を選択する必要なし!?:ECカートシステムの選び方【5】
そのEC、スクラッチの必要ある!? 前回は、大型パッケージシステムのメリット・デメリットを
-
ECパッケージがイイって本当?:ECカートシステムの選び方【3】
パッケージシステムがイイって本当? 前回は、ASPからオープンソースまでのメリット・デメリ
-
EC事業の人材育成について語る。といっても、この領域は日々学ぶしかないですよね。
初めて、人材育成というネタでお話しをする機会をいただきました。 2016年9月29日に
-
老舗アパレルによるアッパレなEC展開。無戦略なECブランドと異なるCITERAの戦略。
ECzineの「金子洋平のおしゃれEC通信」で読み応えのある記事を発見。 <参考>老舗アパレル
-
SNS×Eコマースの課題は活用以前の問題:ECのSNS活用の実体【1】
加熱しすぎるECのSNS活用。 WEBプロモーションにおいて欠かせなくなったSNSの活
-
グロースハックでどこまで顧客をつかめるか?アドテック東京2016でオフレコトーク。
グロースハックでどこまで顧客をつかめるか?アドテック東京2016でぶっちゃけ合う。 アドテック
-
ドラえもんに接客される日が来る!?“オンライン接客”の裏側:アドテック東京2017 WEB接客(前編)
全員が小売事業者で、スピーカーは全てファッションに関わるメンバーで迎えたB-7セッションを、余すとこ
-
EC在庫を獲得するためには、EC部門が自ら動け!
在庫を獲得するためにはEC部門が自ら動く、これにつきる。待ってて在庫がもらえるなら、それは恵まれまく
-
大型ECパッケージの違いって何?:ECカートシステムの選び方【4】
金額以外に何が違うのか? 前回は、パッケージシステムのメリット・デメリットを比較しました。
-
SNSの本質を忘れてない?:ECのSNS活用の実体【2】
どうしてもSNSの活用は必要? WEBプロモーションにおいて欠かせなくなったSNSの活