ファッション業界に一石を投じるファクトリエ：注目のファッションEC・通販サイト（１）

ファッション業界に一石を投じるFactelier(ファクトリエ) 

ファッション販売2015年3月号で「今年ブレークする！？元気が出る話題１００ 通販サイト編５」を寄稿させていただきました。

ネット上では掲載がないため、捕捉を加えて本ブログでご紹介いたします。第１弾はFactelier(ファクトリエ)です。

2015年注目のファッションEC・通販サイト(１)：Factelier(ファクトリエ)

Factelier(ファクトリエ)

2012年10月にスタートした、「メイドインジャパン」によるファクトリーブランド専門の通販サイト「Factelier(ファクトリエ）」は、国内アパレル業界に一石を投じるサイトとして各メディアに多数取り上げられています。

国内市場におけるアパレル品国産比率は1990年の50.1%から2009年には4.5%まで減少してきた中、「メイドインジャパン」の高品質な製品に目を向けてもらい、国内生産を復活させたいというコンセプトは、通販サイトとしても事業モデルとしても注目度が高いです。

社長自らが足を運び吟味をした国内アパレル工場と直接提携し、中間流通を省くことで、百貨店なら数万円で並ぶ商品が約1/3の価格で手に入れることができます。

私自身も1年前にシャツとハンカチを購入したことがあります。光沢のある生地の質感、裏地に至るまでの丁寧な縫製、そして動きやすいながらフィット感のあるシルエットのシャツで、税込で1万円ちょっとというのは正直驚きました。現在は、ニットやコート、革小物などのアイテム、さらにレディースまで商品が拡充されています。

そして、「メイドインジャパン」製品の担い手である工場の方のメッセージが入っており、商品への思い入れを感じることができました。

EC・通販に携わる者として、このようなきめ細やかな対応まで行き届く姿勢は、サービスレベルとしてもサイトのブランディングとしても非常に参考になりました。

現在は銀座にフィッティングスペースがオープンし、さらに熊本にも店舗がオープンしており、今後どのようにサイトと連動していくか楽しみです。

新興のECサイトですが、コンセプトや機動力のある事業展開など、2015年はさらに注目度が増すでしょう。
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川添　隆

デジタル・コマースグループGM | デジタルエクスペリエンス事業本部 本部長 ： メガネスーパー | ビジョナリーホールディングス

NewsPicksプロピッカー、デジタルハリウッドオンライン講師、文化服装学院 非常勤講師、日経デジタルマーケティング連載、ECzine連載、LINE大使(自称) ||| EC事業、オムニチャネル推進、デジタルマーケティング・コミュニケーション、デジタルを活用した店舗支援を統括し、他社のEC・オムニチャネルのコンサルティングにも従事。これまではファッション・アパレルに従事し、現職含め3社のEC事業売上を短期間で2～4倍にしてきました。 ≫ プロフィール詳細・お問い合わせはコチラ

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