絶対マネしたくなるアーバンリサーチ オンラインストア：注目のファッションEC・通販サイト（５）

アパレルECのお手本と言えるアーバンリサーチ。

ファッション販売2015年3月号で「今年ブレークする！？元気が出る話題１００ 通販サイト編５」を寄稿させていただきました。

ネット上では掲載がないため、捕捉を加えて本ブログでご紹介いたします。「王道」としどのサイトを選ぶかは悩みましたが、最後となる第５弾はURBAN RESEARCH ONLINE STORE(アーバンリサーチオンラインストア)です。

2015年注目のファッションEC・通販サイト(５)：URBAN RESEARCH ONLINE STORE(アーバンリサーチオンラインストア)

URBAN RESEARCH ONLINE STORE(アーバンリサーチオンラインストア)

常に革新を続けるアーバンリサーチ直営通販サイト「URBAN RESEARCH ONLINE STORE」は、まさに王道であり、お手本となるサイトです。

とにかく買う側のお客様の立場に立ったネットでのお店づくりと、先進的なサービス開発の両方を併せ持った、アパレルネット通販におけるトップランナーの１つと言えます。

このきめ細やかさは、全てのファッションECだけでなく、他の業界のECでも参考になる部分があると思います。

マネしたくなるアーバンリサーチのノウハウ

アプリと連動した店舗での情報配信や、自動販売機のような先進的な取り組みは注目のポイントです。

<参考>アーバンリサーチが東京ソラマチにバーチャル試着ができるEC連動の端末を設置 | ネットショップ担当者フォーラム

しかしながら、店舗での接客のようなきめの細かいサイトづくりは参考にできる部分が多く、今やファッションECのテッパン手法になっていたり、多くのアパレル企業が参考にしていたりします。

アーバンリサーチがファッションECにもたらした代表的なノウハウの１つは「商品画像(写真)」です。

店舗スタッフをモデルとして起用し、リアルなスタイリングで、あえて目線を外した商品画像は、今やファッションECではテッパンの手法と言えますが、アーバンリサーチはこの撮影方法の先駆者の１つです。

大手ブランドのEC内製の先駆者としても有名ですが、商品画像は特に社内で撮影し、反応を見て改善をするスピードが早いとお聞きしました。表面上の撮影方法はマネできますが、「スピーディに検証できる撮影の体制」を構築するのにはなかなか簡単ではありません。

また、商品ページ毎に、スマートフォンアプリと連携して、その商品を使った店舗スタッフのスナップが掲載されています。

アパレルメーカーでは店頭スタッフがブランドの伝道師です。今は、WEARの活用も進み、コーディネート活用は店頭スタッフレベルまでかなり浸透しています。上記はまさに。自社EC×自社アプリならではの手法ですね。

2014年末には、一緒にコーディネートで使用している商品も掲載してありましたが、現時点では掲載はないようです。

前回、スマホサイトに力を入れているfifth(フィフス)を紹介しましたが、アーバンリサーチもスマホサイトは細かい気配りがあります。

上記のように、ボタンの大きさや文字の大きさ、ブランドカラーのえんじ色を軸としては配色、情報の整理が行き届いていますが、ここまで配慮をされたスマホECサイトはあまり見たことがありません。

このように思わずマネしたくなる要素が満載ですし、前述しましたが、表面上のことはマネは可能です。ただし、その本質を理解し、スピーディにPDCAを回せる体制を構築することこそが重要です。アーバンリサーチオンラインストアはその体制がある分、一挙手一投足が非常に考えさせられ、勉強になります。2015年も引き続き注目です。

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川添　隆

デジタル・コマースグループGM | デジタルエクスペリエンス事業本部 本部長 ： メガネスーパー | ビジョナリーホールディングス

NewsPicksプロピッカー、デジタルハリウッドオンライン講師、文化服装学院 非常勤講師、日経デジタルマーケティング連載、ECzine連載、LINE大使(自称) ||| EC事業、オムニチャネル推進、デジタルマーケティング・コミュニケーション、デジタルを活用した店舗支援を統括し、他社のEC・オムニチャネルのコンサルティングにも従事。これまではファッション・アパレルに従事し、現職含め3社のEC事業売上を短期間で2～4倍にしてきました。 ≫ プロフィール詳細・お問い合わせはコチラ

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