LINE@オープン化の6つの留意点:登録・申請方法と運用
公開日:
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最終更新日:2017/08/26
LINE@
LINE@はすぐに導入すべきツール。
2015年2月12日より、LINE@がオープン化されたことで法人・個人ユーザー問わずに自由にアカウントを持つことができるようになりました。特にEC関連で大きなトピックとしては、実店舗のないEC事業者もLINE@を活用できるようになったことです。
<参考>【LINE】公開型アカウント「LINE@」をグローバルでオープン化 法人・個人問わず、月額無料でLINEを対外的なコミュニケーションやビジネスに利用可能 | LINE株式会社
2012年12月にサービスインした時からLINE@導入した時点から活用している私でも、今回のオープン化に伴うサービス変更内容を覚えるのが大変だと実感しております。そこで、自分自身の中での整理も含め、おさえるべきポイント・留意点をご紹介します。
LINE@オープン化に伴う6つの留意点・まとめ
今回を機に変わったことは多いです。すでに公開されている内容はその記事を参考にしてください。本ブログでは、詳細には記載されていない「登録や運用にあたっての留意点」に絞ります。
オープン化に伴う登録や運用でおさえるべき留意点
1.すでに公開されている変更点(まとめ)
2.アカウント種類のまとめ
3.LINE Payの登録が必須
4.プレミアムIDの登録・申請・取得方法
5.LINE@でもリッチメッセージが利用可能
6.配信は1ふきだしで1投稿
それでは6つの留意点を解説していきます。
1.すでに公開されている変更点(まとめ)
すでに公開されているオープン化による変更の内容をまとめます。
■LINE@オープン化の概要
<参考>【ビジネスや情報発信に】誰でもつかえるオープンなLINE、「LINE@」が登場 | LINE公式ブログ
今回のオープン化の概要と、「認証済みアカウント」でできることが紹介されています。
■料金プラン
<参考>プラン・料金 | LINE@公式サイト
<参考>【期間限定】月額料金無料でメッセージ打ち放題、プレミアムIDも半額! LINE@公開記念キャンペーン実施中 | LINE@公式ブログ
無料・有料プラン、プレミアムIDの料金とできることの詳細が紹介されています。2015年4月30日まではキャンペーンが実施中です。(2015年2月14日辞典)
■【重要】有料プラン、LINE pay、プレミアムIDの登録・申請方法
<参考>LINE@有料プラン、およびプレミアムIDの申請方法 | LINE@公式ブログ
有料サービスにはLINE payでの登録が必須です。アプリの場合はOSによって異なる部分があるので必ず確認しましょう。
■配信の禁止事項、LINE@を利用できない場合
<参考>ご利用に関するガイドライン | LINE@公式サイト
「認証済みアカウント」NGの対象、LINE@利用NGの対象、配信の禁止事項の詳細が掲載されています。オープン化になったとはいえ、このガイドラインはおさえておく必要があります。
2.アカウント種類のまとめ
2015年2月14日時点でわかっている範囲で、取得できる内容を独自でまとめました。上記の表のとおり、プラン、認証、プラミアムIDは独立をしています。すなわち、それぞれが影響されることなく、サービス特典や料金が独立しているということです。
「ご利用に関するガイドライン」に記載がある通り、商用ではない一個人ユーザーアカウントやLINEと競合してしまうインターネットメディア、オンラインゲーム事業者や一部のビジネスを展開する企業・団体・個人は「認証済みアカウント」を利用できません。
「認証済みアカウント」になるとLINEアプリ内のカテゴリリストへの掲載、検索が可能となります。
3.LINE Payの登録が必須
新規でLINE@アカウントを取得し有料のサービスを利用する場合、サービス利用料金の支払い方法がLINE payのみになりました。(2015年2月14日時点)
以前は、クレジットカード決済、コンビニ支払、ペイジーの3種類ほど選択できました。LINE@をスタートする際は、「LINE pay」のアカウント登録するという一手間が必要となりました。
「LINE pay」は管理者となる個人のLINEアカウントから開設をおこないます。登録完了するには、本人の「運転免許証またはカード型健康保険証の撮影」が求められるため準備をしてから、登録を行うほうがよいでしょう。後から身分証明書を登録することはできません。
4.プレミアムIDの登録・申請・取得方法
プレミアムIDや有料プランはBusiness Store(http://business-store.line.me)で購入する必要があります。
私自身、この工程が最も戸惑いました。PC版やandroid版アプリの管理画面にはリンクが掲載されていますが、iOS版アプリの管理画面にはリンクが掲載されていないので注意が必要です。
5.LINE@でもリッチメッセージが利用可能
オープン化の話題に隠れて言及されていませんが、これまで「LINE公式アカウント」のみの機能だった「リッチメッセージ」がLINE@有料プランで利用できるようになりました。私自身、LINE公式アカウントを運用しているため、このリッチメッセージの追加はLINE@にとって大きな機能性のアップだと考えています。
逆に機能軸では「LINE公式アカウント」独自のものがなくなったため、そこは今後期待したいと思います。
6.配信は1ふきだしで1投稿
これはオープン化の前に変更がありました。「ふきだし」とはテキスト、画像、PRページ、リッチメッセージなどの「1まとまりのコンテンツ」のことです。これまでは3つのふきだしまで同時投稿すれば1配信とカウントされていましたが、今後は1ふきだし=1配信となるので、すでにLINE@を活用されていた方は注意が必要です。
最後に:LINE@とは「必須の販促ツール」
現代のビジネスにおいて、「必須の販促ツール」と言って過言ではないでしょう。その理由は、LINE@を運用する側の観点として下記の3つにあります。(後述の参考記事にも記載しています)
【他のWEBサービスと比較したLINE@の強み】
・この料金で使えるサービス内容が充実している
・運用しやすいシンプルな機能・管理画面
・情報到達率が高い
LINE@に関しては、導入するしないを考える前に、すぐに導入した方がいいと考えています。LINE@のサービスインから活用し、2社にわたってLINE@を徹底的に活用した「LINE@の第一人者」として自信をもって言えることです。
<参考>効果がなかったら公式アカウントまで始めていない…メガネスーパーに聞くLINE@の3つの強み | LINE@公式ブログ
<参考>【LINE@活用術】売上150%増!LIP SERVICEから学ぶSNS活用施策<前編>|オウンドメディアのブレない運用が成功の鍵! | ガイアックス ソーシャルメディア ラボ
<参考>【LINE@活用術!】<後編>O2Oは店舗にひとを流すだけではない!ファンをつかむ運用の秘訣を公開|LIP SERVICEから学ぶSNS活用施策 | ガイアックス ソーシャルメディア ラボ
ちなみに、このブログのLINE@を作成し、プレミアIDも取得してみました。更新情報などお届けしますのでご登録よろしくお願いします。
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