厳しいことが言えなければ、マネジメントをしては失格。
公開日:
:
最終更新日:2017/08/26
EC・ビジネスメソッド
うちのBOSSからも口酸っぱく言われることです。
厳しいことが言えなければ、マネジメントをしては失格。
私は、クレッジ時代に初めてマネジメント側になった時から、この言葉を噛みしめています。簡単そうで難しい。最初の一歩が肝心だと思っています。
マネジメントは日常が勝負
先日、部門内のミーティングで、チームに伝えたことがきっかけ。チームメンバーに「日ごろ仕事をしている中で、チームメンバーの言動で、人に対して敬意がなかったり、お客様のことを考えていなかったり、利益に遠いことがあったら、その場で『ダメだよ!』って言わなきゃいけないよ」と伝えました。それに対して、「その場では言えません」という返答。さらに、それに対して下記のようなことを伝えました。
「部下や同僚に対して厳しいことが言えるか?」というのは、マネジメントの最初のハードルかつ、そこでマネジメント力が決定づけられるほど重要な要素である。
ポイントは、人格は否定しない、どこが悪いかを切り取ってその理由も伝えること。そしてオブラートに包まずストレートに。#ゾエブログ— 川添 隆【ECエバンジェリスト】 (@tkzoe) 2016年12月13日
自分が完璧であるとは言えないが、そこができるか?というには常に意識している。言ったことがない人は、「難しい」とか「嫌われたら」とか思うかもしれないけど、はっきりと言えば線を引くことができるので、次回は注意しやすくなるかなと考えています。 #ゾエブログ — 川添 隆【ECエバンジェリスト】 (@tkzoe) 2016年12月13日
私自身も修行中ですが、ダメな時は、はっきりダメと伝えるようにはしています。
部下に厳しいことをハッキリ伝えるには
「厳しい≠ひどい」が前提で、正すべきところをハッキリ正すという意味合いです。その上で、部下に厳しいことをハッキリ伝えるポイントをまとめます。
1.その場ですぐに伝える
2.その人の人格は否定しない
3.何がダメなのかを具体的に明らかにする
4.他に指摘したかったことを追加しない
5.感情をのせずに滔々(とうとう)と語る
2~5はテクニックですが、1は言う側の意識の問題です。私自身も、アンテナをはって、その場で伝えるように心掛けています。
厳しいことを言うにしても、自分はできてないしとか、言い返されたらどうしようとか不安はあるものです。特に、上司・部下の関係でなく、同僚ならなおさら言いずらいです。でも、そこで何も指摘しないと、誰にもいいことはないですよね。
自身がマネジメントの立場であれば、厳しいことをハッキリ伝えない限り、段々とチームの統制や、上司・部下の信頼関係は築けなくなる。
ちなみに、マネジメントとリーダーシップは違いがありますが、それは藤村正宏さんのブログにお任せしましょう。
<参考>優れたリーダーシップとは? モチベーションを高め行動させること | マーケティングコンサルタント藤村正宏ブログ
▼NewsPicksで情報配信中
NewsPicksプロフィール >
川添 隆
最新記事 by 川添 隆 (全て見る)
- LINE@移行スケジュール発表!知らないと怖いLINE通数課金・サービス移行とは - 2019年2月8日
- 喫茶ランドリーは私設公民館!? - 2018年2月8日
- 前年比8倍!情報発信によるメリットは「情報が入る」だけじゃない。 - 2017年12月31日
関連記事
-
アドテック東京2015レポート:EC業界トッププレイヤーのキーワードとは!?【2】
EC担当視点でのアドテック 前回ばかり主にデジタルマーケティングの本質的なキーワードを
-
EC成長に必要な3つの条件:EC事業は経営判断【連載3/4】
EC急成長の企業には「理解と決断力のある経営者」がいる。 前回に引き続き、「EC事業の
-
EC成長に必要な3つの条件:売上2倍以上のアップは可能【連載1/4】
急成長するEC事業には「共通する理由」がある。 2013年度の国内B2CのEC市場規模
-
永続的にビジネスを成長させるには、改善だけでなく、適度に革新が必要!
最近の頭の中でのキーワード。対談の時にふと頭に浮かんだことがきっかけ。 <引用>右ガシ
-
事業の危険度を見極める1つの方法:ECから全社の状況をチェック
ECの成長率、EC化率に満足するのは危険。 昨今、ECが1つのビジネストレンドになって
-
ゾエは、こうやって周りのルールを変えていく。
ルールが変わるのを待つ側か、ルールを変える側になるか。どっちにいきたいか。どちらでいたいか。
-
EC成長に必要な3つの条件:WEB売上アップの決め手はEC部門の人材【連載2/4】
急成長するEC事業には「共通する人材」がいる。 前回に引き続き、「EC事業の成長に必要
-
ECの成長は「行動」に尽きる:清濁併せ呑めるか?
EC事業は正論では通用しない!行動あるのみ。 本ブログでご紹介した「EC成長に必要な3
-
EC成長に必要な3つの条件:売上アップにはブランド責任者と連携せよ【連載4/4】
EC急成長の企業には「理解と決断力のある経営者」がいる。 前回に引き続き、「EC事業の
-
アドテック東京2015レポート:デジタルマーケティングの本質的キーワードが続出!【1】
初参加・初登壇のレポート 今回、「アドテック東京2015」の公式スピーカーとして参加さ