EC成長に必要な3つの条件:EC事業は経営判断【連載3/4】
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最終更新日:2017/08/26
EC・ビジネスメソッド
EC急成長の企業には「理解と決断力のある経営者」がいる。
前回に引き続き、「EC事業の成長に必要な3つの条件」をご紹介します。
今回は2つ目の条件「EC事業の可能性と強みを理解している経営者がいる」を解説いたします。
ECは伸びているものの、経営者の理解がないというのはよく耳にする話です。
EC事業の可能性と強みを理解している経営者がいる
「EC事業の成長・拡大は経営判断である」というのが私の持論です。さらに言うと、ECの責任者は経営者の右腕というのが理想的でしょう。それほどまでに、経営者の影響力が大きいのです。
経営者がECの可能性と強みを理解していないと、スタッフの増員やシステム開発の投資など費用がかかる案件が進まなかったり、実店舗やブランドを巻き込むような大きな取組みは常に後回しになったりします。
「経営者に理解をしてもらうにはどうしたらいいでしょうか?」という相談をもらうことも多いですが、その答えは簡単です。結果を出し続け、それを経営者が理解できる言葉で都度都度報告をするということに尽きます。経営責任をもつ人であれば、利益などの成果に対しては正直であるというのが普通です。
考え方をシフトしてもらうことは非常にハードルが高いことです。もし、経営者が理解していない場合、「●●じゃないから当社のECは伸びない」とふて腐れていては何も変わりません。「ルールを変えたければ、まずはルールに従い結果を出せ」という師匠の言葉があります。既存のルールにのっとって、あらゆる手段を講じてでも結果を出し、ルールを変える。これはECに限らず、あらゆるビジネスに共通することです。
万が一、実力で成果を上げ続け、幾度となく報告をしているのにも関わらず、経営者が理解してくれない場合は、数年単位で気長に待つか、その会社を去って理解ある経営者の基に転職すべきでしょう。
次回は、3つ目の条件「EC事業の可能性と強みを理解している経営者がいる」をご紹介します。
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